PROJECT STORY
IP事業

子どもと大人の心を動かす、ショー制作の舞台裏

名古屋アンパンマンこどもミュージアム ショー制作・運営

子どもと大人の心を動かす、ショー制作の舞台裏 キービジュアル

プロフィール

  • N.I

    IP事業部

    エンターテインメントチーム

名古屋アンパンマンこどもミュージアムのエンターテインメントチームで、ショーの制作や運営、出演者の育成などを担うN.Iさん。アルバイトからキャリアをスタートし、現場と制作の両方を経験してきました。子どもが自然と真似したくなる動きや、大人が思わず目を向けてしまう演出。その裏には、現場で積み重ねてきた経験をもとにした、細やかな工夫や設計があります。子どもはもちろん、隣にいる大人まで自然と引き込まれる空間をどのようにつくっているのか。ショー制作に込められた考え方や、現場で働くリアルについて伺いました。

CHAPTER. 1

観客に「届いた!」と 実感できる瞬間

チャプター1 イメージ

――現在の仕事の内容を簡単に教えてください。

  • 私が所属するIP事業部では名古屋アンパンマンこどもミュージアムの運営をしています。施設運営やショップ運営、エンターテインメントのチームがあり、私はエンターテイメントチームに所属しています。 現在は、企画構成や振り付け、音源制作といった「ショー制作」と、スタッフの育成やオペレーション構築などの「ショー運営」の両方に関わっています。名古屋アンパンマンこどもミュージアムはショーの種類が多く、劇場・屋外ステージ・パレード、そして季節の演目など、同じ施設の中でも内容が大きく変わります。お客様に毎回楽しんで頂けるようにマイナーチェンジを重ねることもあれば、ゼロから作り直すこともあります。

――手応えを感じるのはどんなときですか。

  • 目の前のお客様の反応ですね。名古屋アンパンマンこどもミュージアムには毎日たくさんのお客様が来場します。当然ながら、その顔ぶれは毎日違いますし、場の空気感も変わります。ショーの内容自体は同じでも、目の前にいるお客様へ合わせた届け方ができるよう、毎回工夫しています。自分が「こういう反応をしてほしい」と仕掛けた部分で、狙い通りの反応が返ってきた瞬間は「届いた!」と、嬉しくなります。

――最初から、こうした制作側の視点を持っていたのでしょうか。

  • 最初は出演者をメインとしたスタートでした。あまり深く考えずに「楽しそうだから飛び込んだ」世界でしたが、実際に現場に入ってみると、ステージに立つまでには大勢の人が関わり、長い時間をかけて準備していることを知り、奥深い世界だと感じました。 それから少しずつ制作にも関わるようになりました。初めてショー制作の一部を任せてもらったとき、「これも面白い!」と、夢中になったんです。自分の考えたことが形になり、それに観客が反応してくれる。その手応えが嬉しくて、裏方の仕事にも自然と関わるようになっていきました。自分一人ではなくチームで作り上げていく面白さも日々味わっています。

CHAPTER. 2

子どもだけで終わらせない、 大人を巻き込む設計力

チャプター2 イメージ

――ショーを作るうえで、最も大事にしていることは何ですか。

  • 小さな子ども向けのショーだからこそ、「みんないっしょに」を大切に、大人も一緒に楽しめるよう意識して制作しています。大人も自然と魅入る仕掛けをつくることが、子ども達にとっても楽しい体験に繋がると思っています。

――どのように大人を巻き込んでいくのですか。

  • ショーの中では「みんな」といった言葉をよく使います。大人は「その場にいる全員」をイメージしますが、小さい子どもにとっての「みんな」は、隣にいるパパやママや目の前のキャラクター達が中心になります。だからこそ、パパやママにも一緒に参加していただけるような空間づくりを大切にしています。大人が感動して声を出したり、一緒に手を振ったりしていると、その楽しさが自然と子どもたちにも伝わっていくんです。ステージ上から子どもに直接伝えるだけではなく、時にはパパやママにもショーのナビゲーターのような存在になってもらいながら、親子で同じ瞬間を共有し、一緒に楽しんでもらえるよう気を配っています。

――子どもと大人で反応に温度差が出てしまうことはないのでしょうか。

  • 思わずショーに目が向くような演出や、つい感情移入してしまう展開を重視して制作しています。大人も惹きつけられるような音源や振り付けを意識して、自然とショーに魅入ってしまうような作品づくりを心がけています。子ども向けだからといって簡単なものをつくるのではなく、子どもも大人も楽しめる演出を一つひとつ積み重ねることで、世代を超えて心に残るショーを目指しています。こうした考え方は、ショーに関わるスタッフ全員が大切にしている軸のひとつです。

CHAPTER. 3

役割と視点が変わり、 体験は設計へと変わる

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――この仕事には、どのようなきっかけで入られたのでしょうか。

  • 子どもの頃から舞台、ミュージカルなどを観るのが好きで、学生時代はダンスに打ち込んでいました。ダンスやエンタメ全般に関わりたいという思いがあり、テーマパークが一つの選択肢でした。「楽しそう」という直感を優先して、エンターテインメントの現場に飛び込みました。

――入社後は、どのように役割が変わっていったのでしょうか。

  • 最初は出演者としてパフォーマンスに没頭する日々でした。その後、契約社員になってからは、少しずつ育成や制作など裏方の仕事にも携わるようになり、正社員になってからは、さらに業務の幅が広がりました。大きく役割が変わったというよりは、担当する領域が広がっていったイメージです。

――出演者への指導や育成にあたって、意識していることはありますか。

  • 毎日出演しているからこそ、「考え続けること」を大切にしています。ただ動きをこなすだけでは体が慣れ、考えなくても動ける状態になってしまいます。その日その時のお客様の人数や雰囲気、観客からの反応に合わせて表現や喋り方を工夫し、「ライブ感」を持って本番に臨むことを意識しています。 毎回、目の前のお客様を見て考え続けることで、その瞬間にしか生まれない体験を届けられる。そう信じて、スタッフや出演者にも、「常に考え続けること」の大切さを伝えるようにしています。

――キャリアの中で、大きな変化があった時期はありますか。

  • 現在、2人の男の子の母親です。子育てをするようになってから、子どもがどんな動きに興味を持ち、楽しんでいるのかを、より実感を持って捉えられるようになりました。自分の子どもの日常の様子と、実際にショーを見ている子どもたちの反応が重なったときは、「こういう表現が子どもたちに届くんだ」と改めて納得します。普段、子どもと接する中で気付かされることが、そのままショーづくりに活きているように思います。

CHAPTER. 4

仕事もキャリアも アップデートし続けていく

チャプター4 イメージ

――この仕事を続けられている理由は何ですか。

  • 常に新しいものを生み出し続ける環境があり、その中で自分もステップアップしていける点です。同じIPであっても新しいことに挑戦し続けられるところに、やりがいを感じています。 全国のアンパンマンこどもミュージアムに関わる機会もあります。「大人もいっしょに」という軸はどの現場でも共通ですが、同じIPでも場所が変わると見え方が大きく変わることを実感しています。

――働き方の面で、大変だったことや工夫していることはありますか。

  • ショー制作やリハーサルは開園時間外になるので、子どもが小さいときはそのペースに慣れるのが大変でした。ただ、家族の協力はもちろん、ライフイベントに合わせて働き方を相談・調整できる環境があり、安心して子育てとの両立に向き合うことができました。周囲に支えてもらいながらキャリアを続けられたからこそ、長くこの仕事に向き合い、成長し続けられていると感じています。

――今後のキャリアについては、どのように考えていますか。

  • 様々なIPに挑戦したいです。違う作品や現場に触れると、自分自身の考え方や表現の幅も広がりますし、チームにとっても新しい刺激になります。実際に、他のコンテンツに関わることでの発見も多く、その経験が今の仕事にも生かされていると感じています。 これからも新しいことに挑戦しながら、自分自身の引き出しを増やし、より良いエンターテインメントを届けられるよう成長していきたいです。

――どんな人が、この仕事に向いていると思いますか。

  • いろんなことに興味を持てる人は向いていると思います。私たちは子ども向けのショーを作っていますが、エンターテインメントをつくるという視点で考えると、様々なIPへの理解や、照明・音響など、多くの知識が必要になります。普段何気なく見ているものや体験したことが、仕事に活きる場面も多いです。幅広いことに興味を持ち、楽しみながら吸収していける人ほど、この仕事の面白さを感じられると思います。

――最後に、この仕事の魅力を一言で表すとしたら?

  • やっぱり、現場に近いことです。自分が考えてつくったものに対して、何かを感じて反応してくれる。それダイレクトに受け取れることが、この仕事の大きな魅力だと思います。楽しい時間を過ごしてもらうだけでも嬉しいですし、その時間が少しでも心に残る体験になっていたとしたら、もっと嬉しい。そんな思いで、日々仕事に向き合っています。

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社員インタビュー

社員の声やプロジェクトのエピソードを通して、仕事のリアルをお伝えします。

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